高齢者の24時間安全対策

平成16年度の予算編成についてプレス発表がありました。一般会計はおよそ2068億円で、介護保険、老人保健医療会計、国民健康保険、中学校給食費会計の4つの特別会計を合わせると3561億円程の予算規模になります。

依然と厳しい経済見通しの中にあって、新たな財源確保や職員数の削減、各部内部経費の削減など事業の見直しなど必要になってきます。細かい予算内容については、3月から始まります予算特別委員会で審議される予定です。

今回プレス発表された中に「高齢者の24時間安全対策」が新規事業として盛り込まれました。これは、国のモデル事業として、ナイト・ケアパトロールが、北沢地域から要介護3〜5の人を対象に夜間随時介護サービス提供のモデル試行として取組まれます。もうひとつは、世田谷区独自の事業として「高齢者安心コール」24時間・365日の安心コールが、一人暮らし、高齢者のみ世帯を対象に、日中、夜間の24時間「転んで起きれない」等の緊急時に電話を受けて、必要に応じてヘルパーや介護支援専門員が自宅を訪問することになっています。スウェーデンではすでに早くからこのようなシステムが作られており、高齢者の一人暮らしが増えている世田谷でもできるだけ早く事業を広げていく事が求められていると思います。