平成16年度の世田谷区予算は、3,793億2,500万円

一般会計の予算規模は、減税補てん債の借換えを除くと、およそ2,068億4,800万円、前年度に比べ4億8,400万円0.2%のマイナス。厳しい財政状況の中で、各部内部経費の削減、様々な事業や施策の見直しを政策評価委員会の中で話し合い、その委員会から出された提案をもとに、行財政改善に取組みました。
人件費の抑制としては、職員数120名の削減で23億6千万、イベント、補助金など事務事業による見直し効果として4億7千万、その他にも各部による内部努力による経費の削減など合わせると全部で44億6,900万円の削減を考えています。
熊本区長が発表した、16年度の経営方針は、「安心で安全なまちづくり」や「みどり豊かで出かけてみたいまち」など、いくつか掲げられていますが、昨年度より「土木費・産業商工費」など伸びている一方、「教育費・民生費(福祉関係)」がほとんど増えていないのが気にかかります。
●安心で安全なまち(99億5,043万円)
 安心して暮らせるまちづくりの推進として約11億円、新規事業に「高齢者の24時間365日安全対策」「小学校緊急連絡体制の整備」などがあります。また交通利便性の向上や都市計画道路や生活道路等の都市基盤の整備に約89億円になります。
●みどり豊かで出かけてみたいまち(41億2,483万円)
 新規事業として、池尻中学校の校舎棟を活用しての「ものづくり学校」に2,420万円、カラス対策として被害が生じている場合の巣の撤去に700万円、家庭ごみの夜間収集実験に3,158万円等。
●心通う安らぎのあるまち(66億6,101万円)
●世田谷の文化の創造と次代を見据えた教育(60億4,571万円)
※詳細は、3月11日から各所管別に予算特別委員会で質疑します。是非傍聴を!!