災害によりライフラインが途絶した時の対応

ガス発生装置(緊急用予混合装置)について

災害発生時やその他の非常時に、一般ガス事業者が既に供給している使用者に対して、末端ガス栓から消費機器をはずして一時的に消費機器の燃焼を補助するための装置が「緊急用予混合装置」です。
世田谷では、災害時に避難所となる学校の防災倉庫にこの装置を置いています。災害によりライフラインが途絶しても、LPガスを使用して給食施設のガス回転釜を活用した炊き出しなどを行うことが出来ます。LPガス一本(50㎏)で30型のガス回転釜一基を約24時間連続使用でき、おにぎり約700個、豚汁約400杯提供することが可能です。

阪神淡路大震災、新潟中越地震などでは、このような炊き出しを早くに行うことによって、被災者に対して温かい食事を提供する事が出来たようですが、それには、出来るだけ早い時期にライフラインを確保する必要があります。
世田谷では、平成11年、12年に10校の小中学校にこの装置を整備しました。そこで、先日、桜ヶ丘小学校の防災備蓄庫に保管されている装置を見学にいきましたが、操作は単純で簡単にホースをつなぐことが出来ました。
平成18年には、さらに5校に設置する予定です。