シンドラー社製エレベーターが世田谷にも

区民の不安が広がる

港区住宅公社が管理する高層マンションで男子高校生が死亡したエレベーター事故の発生を受けて、世田谷区の施設等のエレベーターについての調査結果が5常任委員会で報告されました。
区の施設は全部で173あり、エレベーターは207基設置されています。
そのうちシンドラー社のエレベーターは3基あり、国土交通省の緊急点検の指示に基づき、さらに保守点検業者による点検を実施し、安全確認を行うことになっています。

2008年2月完成予定の区立給田小学校では、エレベーター設置工事について5月12日に指名競争入札が行われ、シンドラー社が落札しています。説明会でこれを聞いた保護者や住民の人達には不安が広がっています。会派としては、「正式に契約されていないのであるなら、他社のエレベーターを検討するように」企画総務委員会で主張しました。

また、その他の区の施設等に設置されている他社のエレベーターについては、各施設所管課において定期点検報告及び現在の動作状況を確認したところ、異状は認められませんでしたが、住宅施設の2施設でこの5月にドアが開かなくなる不具合が発生しています。
1件は、区営住宅(桜丘アパート)、もう1件は「せたがやの家プライム成城」で起こっています。保守点検は1ヶ月に1回は行われていますが、結露がたまってドアが開かなくなったケースもあるようです。

この問題については、わかり次第、また報告します。