新しい時代の幕開けに

自治体への分権をすすめよう

昨年、日本経済は景気回復し戦後最大と言われるぐらい上向いてきましたが、どれだけの人達が真の豊かさを感じる生活を送れているのか。それはごく一部の人達だけのものではないかと思います。
耐震偽装事件、ガス湯沸かし器での事故、多重債務など消費者を取りまく環境においても様々な事件、事故が続いた1年でもありました。
今年は、団塊の世代が定年退職をむかえ、これからの活動の主軸を地域におかれる人達も増えてくるのではないかと期待されます。
世田谷も高齢化率17%を超え、地域によってはすでに20%を超える所もある中で、区民一人ひとりが豊かさを実感できる地域社会を構築していくことが急務です。
これまでの政治は、真の豊かさを私達にもたらしてくれたでしょうか。
教育基本法の改正、介護保険改正、医療改革が国では行われましたが、その事によってこれからの私達の生活に及ぶ影響は大きなものではないかと考えます。
豊かな地域をつくるには、生活の場から離れた国会での議論ですべてが決定されるのではなく、国から都へ、都から区市町村へ権限を移譲し、身近な自治体で決定できるしくみに変えていかなければならないと思います。
「大事な事を決めるのは市民です!」自分達のまちのことは自分達で決める「自治」を確立するため、市民参加と情報公開を進め、自治体への分権を進めていけるよう、今年一年勇気と情熱をもって、果敢に挑戦してまいります。
どうぞよろしくお願い致します。