「1日1億円の無駄遣い・・・新銀行東京」

2回目の一般質問報告

28日都議会において2回目の一般質問を行いました。
今回は17分の時間で、質問項目としては、平成20年度の予算に関して知事の基本姿勢にも関わる新銀行、低所得対策、八ッ場ダムの3点について、そして食品安全、CO2排出削減、発達障がい者支援、男女共同参加推進などについて14の質問を行いました。

新銀行東京については、テレビや新聞で報道されているように、知事の2期目の公約として、「無担保融資で中小業を救う」ことを目標に、トップダウンで進められてきましたが、ここにきてすでに1000億円の出資金を超える累積損失が予想されています。そこで新たに400億円の増資が、20年度予算の1次補正として提案されました。
しかし、これまでの経営がどのように行われてきたのか。詳しい内容は報告されていません。3年足らずで936億円(昨年の9月時点)の累積損失を出しているという事は、1日1億円の割合で無駄に消えていったことになります

知事はその責任を重く受け止めるべきです。これだけのお金があれば、福祉や教育、子どもの未来のために投資ができたはずです。

今回この新銀行東京のこれまでの経営のあり方や再建計画について、予算特別委員会で審議される予定になっていますが、きちんとした内容の報告書や旧経営陣の証人喚問など行い議会がきちんとした議論をし、この問題の責任を明らかにしなければ、結論はだせません。そこで、都議会生活者ネットワークから百条委員会を設置することを提案しました。

都庁の都民の声課に、多くの都民から新銀行の問題に意見が寄せられています。
これ以上新銀行東京の経営を続けていくことに反対の声が多数です。皆さんはどう考えますか?