「社会のセフティネットの構築を!」

雨が激しく降る朝、民主党衆議院議員の小宮山洋子さん、参議院議員の大河原雅子さんとともに駅に立ち街頭演説、3人の熱い思いを通勤に急ぐ人達に訴えました。この日の大河原さんは、参議院での生活保護における母子加算について復活提案を行い、趣旨説明を終えた直後で、自民党、公明党の議員が退席し、議論さえ行なわれなかったことに強い怒りをもって訴えていました。
東京でも生活保護世帯が増えており、ひとり親家庭の8割は母子家庭です。
その人達の収入は低く、正規の雇用にはつけず、パート労働が多く、あちこちの仕事をかけ持って生計を立てています。親の経済の格差は、子どもの教育の格差に影響し、子どもの進路も親の経済状況で進路を決めなければならない現状があります。15兆円もの補正予算を組むなら、なぜ社会的に弱い立場に置かれている人たちへの支援策が盛り込まれなかったのか。それこそ選挙対策のためのばらまきといわれても仕方ありません。

東京では、ワーキングプアーやネットカフェ難民、多重債務、路上生活者などの問題が顕著になり、人々の生活は子どもから高齢者まで多くの困難を抱えています。ダム建設、3環状道路の整備、大規模な公共事業、国際競争力と経済効率を優先した今の都政、超高層ビルからまちを見下して語るような世界都市・東京構想の、そこには私達のめざす未来はありません。
私達がめざすものは、誰もが安心して住まい、働き、適切な医療が提供され、子ども達が将来に明るい希望が持てる社会、障害をもっても自立した生活が営まれる社会、高齢になることに不安を覚えずに済む社会の構築です。
大事なことは地域で市民が決める時代を切り開き、市民の意思が反映される都政へと変えてまいります。