「困難が予想される都議会の運営」

第18期都議会がスタートし、予定されていた臨時会は流会になるという異例の事態になりました。7月28日各会派の世話人会では、8月7日に臨時会を開催されることが確認されながら、その後の代表者会では、水面下の調整が何も整っていないことから、具体的な取り決め(議長選、委員会など)が進まず、民主党、共産党、生活者ネットなど66名が本会議開催を知事に要求しました。
知事側からは、8月10日の開催に変更。しかし、その間に開かれる代表者会は、議論する時間はわずか、ほとんどが休憩で夜遅くまで長引き、日曜日まで開催されたものの、噛み合う議論はほとんどなかった状態です。

都議選後、第一党に飛躍した民主党からは、新銀行東京、築地市場に関する特別委員会の設置が提案され、委員会の構成も大会派から決定していくのではなく、都政の主要課題と思われる委員会には、各会派のメンバーが参加出来るようにということも出されましたが、これまで通りの議会の慣習を崩さず、従来通りにという自民、公明党とは食い違うものでした。

各会派代表会は、非公開です。会派の主張はそれぞれありますが、大切なのは都議選後、今後の都議会運営をどのように皆で行っていくのか。その議論が重要であり、都民にむけての情報発信を行っていく必要があります。