「精神障害者の社会復帰にむけての支援」

京王線「八幡山駅」から歩いて数分の所にある「都立中部総合精神保健福祉センター」を山内都議、世田谷区議の山木さん、桜井さんとともに視察しました。
この施設では、精神的な悩みや心の相談をうけるための精神保健福祉相談(電話相談)をはじめ、社会復帰にむけて通所訓練、入所訓練などを行っています。
都立中部総合保健福祉センターのリハビリテーション部は、20床の社会復帰病室、宿泊訓練ホステル、定員40名の生活訓練施設をもっており、精神障害者の社会復帰のために、多くの病院から利用者を受け入れ、「入院医療中心から地域生活中心へ」という社会の課題に積極的に取り組んできました。
利用者は、世田谷区、練馬区、杉並区からの人達が多くなっており、最近では、統合失調症よりもうつ病、発達障害、高次脳機能障害などをもつ人のための支援や訓練の方が増えているようです。

平成22年度から、都はこの中部総合精神保健福祉センターを中心に、訪問型の支援事業をモデル的に行う予定にしています。精神障害者の社会復帰にむけての支援を行っていくためには、医療と福祉の連携、都と地域の自治体との連携が重要であり、今後どのように連携し役割分担を行うのか。課題も残されています。来週からは、都議会、世田谷区議会もスタートし、3月には予算特別委員会が開催されます。この中で、地域での支援体制が整備できるよう、区議とも連携し質疑をしていきたいと思います。