アーサー・ビナードさんを迎えて新春のつどい

アメリカ生まれで、詩人でもあるアーサー・ビナードさん。日本語を流暢に話し、原子力と核開発の恐ろしさを2時間にわたって、熱弁をふるいました。

 彼は、1990年に単身来日、通っていた日本語学校で、教材として使用された小熊秀雄の童話「焼かれた魚」を英訳したことをきっかけに、日本語の詩作、翻訳を始め、現在は、講演活動やラジオパーソナリティー等に活動を広げています。

2001年、詩集「釣り上げては」で中原中也賞を受賞、この詩集には、「もんじゃ」という題目の詩があります。高速増殖炉「もんじゅ」をなじったもので、読んで思わず苦笑してしまいました。原発の恐ろしさを、政府や電力会社の美辞麗句や広報にごまかされないようにと、ユーモアの中にも核心に触れた話でした。

 

 

この新春のつどいでは、今年の夏に行われる東京都議会議員選挙に向けて、東京生活者ネットワークが、6人の候補者を発表し、記者会見を行いました。
長い間、日本経済の中心として企業優先の都市づくりを進めてきた東京を、人々にとって暮らしやすいまち、自治するまちに変えるには、市民の活動とそれを応援する都政が必要です。多様な意志ある市民とつながり、市民の参加と自治を広げながら、東京のまちを持続可能な生活都市に変えていくため、さらに活動を進めていきます。