異例の長さの知事の施政方針演説

第1回定例都議会が、20日から始まり、猪瀬都知事の施政方針演説が行われました。
予定は、45分であったのに、時間が30分も伸び、1時間15分、延々と続く演説に、議場からは「スピード感をもって」など、ヤジが飛んでいました。

 猪瀬知事は、「霞が関の壁を打ち破り、新しい政策を展開することで、日本全体に改革のうねりを巻き起こす」と、強調しました。
個別政策では、木造住宅密集地域の不燃化など防災関係のほか、電力エネルギー改革や地下鉄一元化など、副知事時代から取り組んだテーマを取り上げて、力説。しかし、知事になって、都民への大きなメッセージ性は、あまりなかったように思えます。
石原都政から引き継いだ負の遺産である新銀行東京の経営の後始末や、開場を1年延期した豊洲新市場の土壌汚染問題について、今後どのように取り組んでいくのか、その点については何も触れられていなかったのは残念です。

 都議会は、来週各会派の代表質問、一般質問が行われます。
都議会生活者ネットワーク・みらいからは、山内れい子議員が28日、一般質問に立つ予定です。ぜひ、傍聴にお越し下さい。