「たった2分間の謝罪、舛添知事」

今日から本会議が始まり、舛添知事の問題について自らどのように説明するのか注目が集まりましたが、わずか2分程度の釈明で終りました。ここの所、テレビのワイドショーなどで取り上げられているせいか、多くの傍聴者と報道陣で、議会は、ほぼ満員です。

今回の知事の所信表明は、どの会派、どの議員が聞いても都民や都議会への説明責任を果しているとは思えない内容でした。

高額な海外出張については「ファーストクラス、スイトルームは使わない」「公用車については厳格な使途運用で」「過去の政治資金についての報告はこの議会に間に合うように公開し十分な説明をする」という内容でした。

 

しかし、知事のこれまでの海外出張の費用は、すべて条例に規程されている金額内では行われておらず、その増額の金額は、一番高い時は、規定の5倍近くになっています。海外の旅費やホテル代は、セキリティや利便性など考慮することは理解できますが、他の自治体の知事は、すべて条例に示された金額内になるよう旅行会社に指定されているところもあり、そのトップの見識が問われているのではないでしょうか。

都議会の議事堂

都議会の議事堂

来週、本会議の各会派、各議員の質問が行われますが、都議会生活者ネットワークは、私が質問に立つ予定です。この議会の中で、きちんと事実を明らかにし、知事の説明責任を果たすよう、知事出席の総務委員会の集中審議、さらには、百条委員会の設置を求めていきます。