「都議会報告から」女性の防災人材の育成を!

生活者ネットワークは、これまでも防災計画に女性の視点や子どもの視点を反映することを一貫として主張してきました。東京都の防災計画等への反映を促し、世田谷区の防災計画や避難所マニアルにも盛り込むよう要望してきています。内閣府は、男女共同参画の視点からの防災・復興の取組方針において、女性や子どもに対する暴力等を予防するため、就寝場所や女性専用スペース等の巡回整備や防犯ブザーの配布など、安全・安心の確保に配慮すること、また、暴力を許さない環境づくりや被害者への適切な対応を徹底するなどを挙げています。しかし、災害時には、このような方針は、なかなか伝わりにくく、避難所などに的確に指示してくれる女性の防災リーダーが必要です。

 

今回の都議会生活者ネットワークの山内都議の質問で、女性の防災人材育成について取り上げています。その内容は、都が設置した「女性のための防災人材育成カリキュラム検討会議」最終報告には、「未然防止策や相談窓口の設置が必要なこと」が明記されており、都として取組を進めていく必要があります。

有識者により検討した女性防災人材の育成カリキュラムでは、こうした犯罪等に対する未然の防止策や専門相談窓口の紹介などを盛り込んでいく。と、答弁がありました。今後このカリキュラムを活用して、実践的なノウハウを習得した女性防災人材を育成していくよう求めていきたいと思います。