はじめての質問を終えて

都議会報告

都議会ではじめての質問をしました。質問時間11分と短い間に生活者ネットワークの質問を凝縮して行うには、質問を行うまでの都の職員とのヒアリングが重要な部分をしめています。これまで区議会で12年間経験してきましたが
今まで以上にこちらが思う答弁を引き出すのに大変でした。

今回は、都知事選後のはじめての議会ということもあり、「東京再起動」を掲げて当選を果たした石原知事の今後の4年間の都政運営について、特に問題になっている新銀行東京をどのように再起動の舵取りを行っていくのか。これ以上の損失を招かないためにも知事のトップダウウンで新銀行の幕引きを行うことを求めましたが、答弁は「今決算においては、計画を上回る不良債権の発生などにより経営が悪化したが、これまでに16,600件の融資・保証を実行しており、重要な役割を果たしていることに変わりなく、今後とも一層充実していく」とあっさりしたものです。

もう一つ都知事選の争点になっていた築地市場移転問題は、食の安全に常に大きな関心を持ち続けている私達にとって見逃せない課題です。専門家会議が開かれていますが、事業者がつくったデーターや処理方法、過去の評価をなぞるだけでは見直しの意味をなしえず、土壌汚染に関しては法律の改正後の新たなデーターで検証を進めてこそ客観性が担保できるものです。
専門家会議の議論を多くの都民と共有し情報公開を進めるために傍聴枠を大きく広げ、傍聴できなかった人への配慮を丁寧に行うことを求めました。
しかし、それに対しては、「議論に集中できる環境が保たれるよう一定の枠を設けた。傍聴の希望に添えなかった人への資料配布などを検討していく。」という答弁で、真摯に情報公開や都民参加を進めていこうとしているようには思えませんでした。

その他の質問としては、民生・児童協力員制度創設についての問題点や温暖化対策としての環境自動車燃料、麻疹対策、BSE対策など行いました。

自民党からのヤジに負けないよう、生活者ネットワークの政策について主張できたと思います。