医療的ケア児の支援法の成立を求めて!

医療的ケア児とは、人工呼吸や経管栄養など医療のサポートを受けながら生活している子ども達のことです。日本にはおよそ2万人おり、そのうちの63・8%が先天性疾患、4割の子どもは、妊娠、出産に関連するトラブル、成長してからの病気や事故などの後天的な理由で医療的ケアが必要になっています。

都議会議員時代に取り上げた問題の中に、NICU(乳幼児救急治療室)から在宅へ移行した場合の支援があまりなく、家族へのレスパイト事業の創設や拡充を要望したことがありました。今も医療的ケア児の子育て環境がほとんど整っていない現状です。

世田谷区には、障がい児保育園があり、そこでは、人工呼吸器など医療サポートを受けているお子さんを受け入れています。以前田中みち子区議会議員とともに視察しましたが、このような保育園はそんなに多くはありません。

2017年世田谷区にある障がい児保育園で

2021年通常国会で、「医療的ケア児及びその家族に対する支援に関する法律案(医療的ケア児支援法)の提出、成立が目指されています。ぜひ法整備を行い、あらゆる子どもの生きる権利の保障ができる社会の実現を目指して欲しいと思います。