100年に一度の災禍による大きな社会の変革

今日から第2回都議会定例会が始まりました。知事の所信表明で、小池知事は何を発言するのか。注目されましたが、40分にわたる都政への政策が語られただけで、初日は予定通り終了しました。

この定例会は、都議会議員にとっては4年間の最後の議会です。4年間前の都議会は、築地市場移転問題で連日お昼のワイドショーで、都議会の議論が紹介されていましたが、今は小池知事の活躍だけが目立っているだけのように思えます。

小池知事の所信表明の中では、オリンピック・パラリンピック開催に向けての意欲を改めて強調しました。議員提案で制定された「子ども条例」については、子どもを権利の主体として尊重し、いかなる状況においても子どもの幸福を最優先にすること。この条例に込められた思いをしっかりと受け止め、子どもに関する政策を幅広い観点から検討するため、全庁的な体制整備をした。

また、コロナ禍を背景に、在宅時間が増えたことに伴う家事・育児負担の増加、不安定な就業環境など女性を取り巻く新たな課題にも対応するために「男女平等参画推進総合計画」の改訂に着手したことが話されました。

最後の締めくくりは、渋沢栄一の言葉で。100年に一度の災禍により大きな社会の変革が生じている時だからこそ、これまでの延長線上ではなく、大胆な発想と高い理想を掲げて、成長と成熟が両立した社会をつくりあげなければなりません。

都議会も大きく変わる時ではないかと思います。

生活者にとってあたりまえのことが決められる議会に変わるために、生活者ネットワークの議席を増やして行きたいと思いますq