「ワークライフバランスのとれた生活できている?」

東京都男女共同参画社会推進議員連盟主催で、資生堂福原会長をお呼びして「ワークライフバランスの実現にむけて」と題して、講演会を行いました。
福原さんは、「男女平等参画のための東京行動計画」チャンス&サポート東京プラン2007の策定にも関わっていらっしゃいます。
「ワークライフバランス」最近ではよく聞く言葉になりましたが、まだまだその内容は知られていず、2008年6月のアンケート調査では、名前も知らない、名前は知っているが、どんな事かわからない。という人は全体の8割にも及んでいます。

資生堂は、2007年5月、東京労働局から次世代認定マーク(くるみん)を取得。このマークは、次世代育成支援対策推進法に基づき、2005年〜06年度に「仕事と出産・育児の両立支援」「働き方の見直し」などワークライフバランスの実現にむけた「次世代育成支援行動計画」を策定し、その目標を達成するなどの基準を満たしたと認定された企業に使用が認められています。

「ワークライフバランス」とは、「仕事とそれ以外の生活(育児・介護などの家庭生活や生涯学習、スポーツ、趣味の活動、社会貢献活動など)を充実・両立できるような働き方を指しますが、実際には仕事中心の生活になっているのが現状ではないでしょうか。福原会長は、「もう長時間労働をして、沢山の残業をして評価される時代ではない」と言います。仕事だけになると生活の感覚が喪失され、仕事に対する想像力や活力は出てこなくなってしまいます。「会社の社員であって、消費者でなければならない」・・・・と。
大企業だけではなく、中小企業でも可能なはず。そして、「ワークライフバランス」はお金がかかるものではなく、短い時間に仕事を終えようとすることによって、仕事の効率は上がり、時間あたりの生産性はあがるそうです。
トップの考え方もぜひ変えてもらいたいですが、大切なことはひとりひとりが
複数の世界で未知の人達と知り合い、脳を活性化していき、発想を大切にしていくことだと、今日のお話から学んだことです。