学校給食用牛乳の放射性物質の検査について

昨日の新聞によると、世田谷区は11月30日、区立小中学校の給食で提供している牛乳から、微量の放射性セシウムが検出されたと発表しました。
検出されたセシウムは134、137で、いずれも原子力安全委員会で定める量(1キロあたり200ベクレル)を大きく下回る数値でしたが、今後も検査を続けていくとコメントしています。

本年9月、町田市の学校給食で出されている牛乳から、放射性物質が検出されたことが報道されました。そのニュースを聞いた子育て中の保護者から、不安の声が寄せられています。都議会にも、「品川区の子どもたちを内部被曝から守ることに関する陳情」が出されました。
今回の陳情は、品川区の子どもたちを内部被曝から守る陳情として提出されましたが、もちろん、品川区の子どもたちに限ったことではありません。子どもが毎日口にする食品の安全を守っていくのは、大人の責任です。現時点では、検出されていなくても、都は、放射性物質ゼロの給食を提供する努力をするとともに、検査データをきちんと公表するよう事業者を指導すべきと、陳情を審議した文教委員会で、山内議員が意見を述べ、陳情の趣旨に賛成しました。

東京都教育庁は、東京学乳協議会に、12月2日付で、学校給食の安全・安心の確保及び、保護者の不安払拭にむけて、協議会から学校給食用牛乳供給事業者に対して、自主検査結果の公表を促すよう要請しました。

これからも、子どもたちを放射能から守るために、都民に対する情報提供を適切に行うよう求めていきたいと思います。