「食の安全を考える」

12月の上旬、天笠啓介さんを講師に、食の安全に関する現状について学習会を行いました。当日のコーディネーターは、区議会議員の植田靖子さん。天笠さんとは、昔からの知り合いということもあって、なごやかな感じで、会は進みました。

天笠啓祐さんと植田区議とともに

 

 

 

これまでも、食を取り巻く事件は数多くあり、今年の夏は、中国の工場で、賞味期限切れの鶏肉が使用されていた事件が発覚し、それを原料に使っていた企業は、大変な痛手をうけました。日本の自給率は、4割も満たない、海外からの輸入食品にたよっている現状の中で、遺伝子組み換え作物も増加しています。

「日本人は、遺伝子組み換え作物を一番食べている」という、天笠さんのお話には、驚きました。また、国は、TPPの動きを睨み、食品添加物の規制緩和を知らない間に進めており、消費者も賢くならなければなりません。

 

学習会の会場になった玉川支所では、朝から地場の野菜などを地域に販売しており、多くの人達で賑わっていましたが、生産者が顔の見える関係で、安心で安全な地場野菜は、多くの人達に喜ばれています。遠くの国から食料を運んでくるのではなく、出きるだけ生産の過程が明確にわかり、近い距離で(フードマイレージ)  それが、食の安全を考えることになるのだと思います。

今年、訪れた小川町(埼玉県)のような地域循環型の取組みを広げていくことが、求められます。