観光客の受け入れが再開されていますが、まだまだ以前に比べると半数ぐらい。
飛行機や船も天候の影響で就航率は3〜4割で、安定していないことも原因になっています。この日は、雲も少なく、帰りのヘリコプターから雄山の噴火口も見る事が出来ましたが、「まだまだいつ噴火するかわからない・・・という不安を抱えながら、村の行事を行っている」と村長さんは話していました。
帰島はしたけれど、高齢化や産業の活性化など課題は沢山残されているようです。
「帰島して5年たったけど・・・三宅島」
三宅島は、伊豆諸島の島で、雄山(おやま)を中心としてしばしば噴火することで知られています。ちょうど10年前の噴火によって全島民が島外へ避難し2005年2月に避難指示が解除されました。しかし、現在でも島の3割は、未だに立ち入り禁止となっています。島の全域は、富士箱根伊豆国立公園となっており、行政区域は島全体が東京都三宅村になります。車も品川ナンバーには、びっくりです。4年5カ月におよぶ避難生活によって、東京や他の島に生活基盤を移した人々も多くいましたが、3000名が帰島しています。9月5日は、島の小学校の体育館で「帰島5周年のイベント」が開かれ、東京からお祝いに様々な人々が駆けつけました。