土地は、125年のリースでロンドン市から借りており、自治体は立ち上げから10年間は毎年2万ポンドを出し、運営はまちづくり事業体に任されました。事業体は、はじめにコミュニティのためのオフィスをつくり、次に収入源になる事業として商業施設からの賃料収入を確保し、地域の青少年のためには、スポーツセンターを開いて安く利用できるようにするとともに、雇用も生みだしています。現在、450のトラストがイギリスでは活動していますが、まちづくり事業体は、社会的還元の理念を持って、事業として利益を出し、再投資して次のものへと変えていっています。
週末には、フリーマーケットが開かれ、かなりの賑わいもあるまちづくり、市民事業体の手で行われてきたその手法を、今後参考にしたいと思います。