「IOC総会に都議会から派遣・・・税金の無駄遣いでは?」

都庁に掲示されているオリンピック招致の垂れ幕
都庁に掲示されているオリンピック招致の垂れ幕
やっと正常化した都議会。31日には臨時会が開かれ、その後の議会運営委員会の理事会では、10月2日オリンピックの開催地が決定されるIOC総会に都議団として派遣することが提案されました。具体的にどのような働きかけを行うのか。内容については、ほとんど議論せず、都議会として結果を見守る責任があるという曖昧な考えで、民主、自民、公明党が賛成。オリンピックに反対してきた生活者ネットと共産党は反対しました。
10月2日のIOC総会には、議長など代表者しか入れないことを考えれば、「15人もの議員が連ねていくのではなく、議長、副議長などの代表者だけの派遣でもよいのではないか。」ということも理事会で意見をのべましたが、取り上げてもらえませんでした。

しかし、その後の議会運営委員会には、この件は出されず、9月2日にはプレス発表です。新聞の記事を見てみれば、一人の経費はおよそ100万円、民主党7人、自民党5人、公明党3人 合計15人でおよそ1500万円の内容のことが、あんなに簡単に決定されることに、驚きます。公費で行くにもかかわらず、その費用対効果も検証せず、都議会の非常識さには都民もあきれるのではないでしょうか。