子ども達の未来に希望がもてる社会を

都議会議員として活動し、残る任期も半年。これまで、医療、福祉、食の安全、教育などに対して市民の目線で真剣に取り組んできました。
今、世界経済が低迷する中で、暮らしの先行きに不安を感じている都民にとって、新銀行東京への追加出資、オリンピック招致予算など不透明な税金の使い方については、到底納得のいくものではないと思います。
また、食品安全についても一昨年に引き続き、表示の偽装、売れ残りの最利用、輸入冷凍食品の農薬汚染、事故米の不正流通などが起こり、消費者の不安は募るばかりです。特に、わが国唯一自給できるお米を、カビの発生や農薬の検出で、食用として使えなくなったにもかかわらず、食用米の販売会社に売り、保育園、病院などに流れていってしまったことを見過ごしてきた農水省の責任は問われて当然であり、万全の体制を国に求める必要があります。

昨年の秋におきた都立墨東病院をめぐる周産期医療体制の不備は、都民に衝撃を与えました。その後周産期医療協議会で話し合いが進められていますが、産科、小児科などの医師確保に向けた取り組みなどの体制整備を進め、安心して地域で子どもを産み育てられる社会の環境整備、仕事を続けながら育児、介護ができる労働環境など、女性の視点で「ワークライフバランス」の実現をめざしていきます。

2009年の年明けは、昨年の金融危機のあおりを受けて暗い話題を引きづっている感じですが、障害があっても自立した生活が営める社会、高齢になることに不安を覚えずにすむ社会、そして次の時代を担う子ども達の未来に希望が持てる社会をつくるために、市民の皆様とともに活動をしてまいります。
今年こそ明るい未来にむけて飛躍できる一年にしたいです!