「東京都の交通機関のバリアフリー対策」

19年度の決算委員会の中で、東京都の交通局関係でのバリアフリー対策について質問しました。普段何気なく使っている、地下鉄や都バスですが、国において平成18年「高齢者・障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律」が施行され、東京都では、「東京都福祉まちづくり条例」等を踏まえて、様々な取り組みが進められて来ています。

バスでは、ノンステップバスの導入、地下鉄では、エレベーターの設置や車椅子利用や乳幼児連れ、オストメイトに対応した「だれでもトイレ」が整備されています。都営地下鉄では、106駅あるうち101箇所に整備され、5駅は他の会社との乗り入れになっているため、民間会社が整備を進めています。

障がい者が働く駅構内の店舗は、今年の3月浅草線大門駅にパン屋「トロア」が開業しました。改札口からすぐ近くにあり、ヨーロッパから輸入されたパン生地を使った焼き立てのパンを販売しており、女性客を中心に好評だということです。障がい者にとって、働く場所の確保は困難であり、都営地下鉄駅構内に障がい者が働く店舗を設置することは、障がい者の自立した社会生活を支援する観点から、大変画期的なことです。
2店舗目は、大江戸線の「若松河田」に予定、3店舗まで計画されています。
せひとも、目標を確実に実施してもらいたいと思います。