先月、多摩ネットワークの皆さんと杉並区の方南町にある施設を視察しました。
ここは、グループホーム、訪問介護、ショートステイなどを行っている複合型の施設で、その中でも小規模多機能施設を案内してもらいました。「小規模多機能ホーム方南」は、株式会社大起エンゼルヘルプが運営しており、杉並区の区有地に建てられ、和風の建築で落ち着いた感じです。
小規模多機能ホームは、24時間365日「切れ目のない」サービスを提供することになっており、定員(登録者)は25名まで、ここでは通いの人は15名、泊まりの定員は1日5名になっており、1ヶ月1回行われる家族と利用者の会議でそれぞれの予定や計画を話し合っています。
この施設を訪れた時は、ちょうどお昼の食事の支度をディサービスやグループホームの利用者と職員で行われ、これまであまり食事の用意などしたことがなかった男性でも器用に包丁を使って料理をし、家庭的な雰囲気でした。
「小規模多機能施設」の整備は、都内では遅れています。この施設単独では、補助金も少なく、グループホームなどの併設型でなければ事業者も運営が厳しい状態です。