「小規模・多機能サービス」とは、「介護を必要とする状態になっても住み慣れた地域での生活を維持し、尊厳をもって自分らしく暮らしたい」という高齢者の思いに答えて出来たサービスです。
地域密着型のサービスで、高齢者の生活エリアの中で整備されたサービス拠点に、一時的に泊まったり、緊急時や夜間にそこから自宅に訪問して介護サービスを受けたり、利用者や家族の状態に応じて切れ目ない「24時間365日」介護サービスが提供できるシステムになっています。
視察を訪れた時には、料理を手伝う人、テレビを見ている人、また、病院から退院してきたばかりで畳の上で横になる人など皆さん様々です。ディサービスのように全員が同じことをしている風景は見られませんでした。
施設という感じより家庭的な雰囲気がするコミュニティ・ホーム、24時間365日在宅介護を支えていくには、ここのコミュニティ・ホームのように家庭的でなごやかな施設、地域密着型でいろいろなサービスが受けられるシステムが必要ですが、このような施設はまだわずかです。