先日、下北沢にある男女共同参画センター「らぷらす」で、男女共同参画条例についての学習会を行いました。当日は、越谷市の男女共同参画センターの青木玲子さんと西部文理大学教授の牛島光恵さんをお呼びして越谷市、目黒区の条例制定にむけた取組みについて、お話を伺いました。
また、世田谷で「男女共同参画基本計画」策定のためこれまで何回か委員会が開かれましたが、区民公募で入られた方から現在までの進捗状況についての報告がありました。そのお話しの中で、男女共同参加を進めていく上では、教育に携わる人の意識啓発は重要であることや条例をつくっても実効性がなければ「絵にかいたもち」で終わってしまうので、苦情処理委員会を設置することが求められるという意見が多く出ました。
世田谷の男女共同参画プランの素案については、重点取り組みとして一番目にあげられた「ドメスティク・バイオレンス(DV)防止の取組み」は、これまで生活者ネットワークが議会でも要望してきたことですが、これについては具体的な支援が必要です。なかなか表に出てこない問題だけに、相談体制の充実が求められます。また、生活支援についても当事者から生活者ネットワークに相談が寄せられる事が多くなりましたが、このような取組みもまだまだ不十分です。「安全・安心なまち」をつくるのは、パトロールなどに多くの経費を費やしていくのではなく、DV被害者の保護に取組むと共に、DVは犯罪であるという社会への啓発、相談、生活支援にも予算をつけていく必要があると思います。