東京23区清掃一部事務組合における新会社の設立

18年度補正予算説明から

18年度1次補正予算について各議員への説明が行われました。

補正予算の総額は、86億7600万円で子育て支援などに11億の予算がつけられました。
その内訳は、子ども医療費助成として中学校3年生までに対象を拡大することや子育てステーションの開設などが含まれています。

一見よさそうに見える補正予算ですが、気になるところはいくつかあります。そのうちのひとつとして、23区清掃一部事務組合における新会社の設立のため、520万円の分担金が予定されていることです。
この新会社は、東京ガスとの合弁会社で清掃1部事務組合60%、東京ガス40%出資し2億円の資本金でこの10月には設立が予定されています。
しかし、その事業内容については清掃工場の運転管理受託事業、ごみ発電等の電力販売事業になっています。ごみを減らし廃プラスチックなどの分別回収を徹底する必要がある時に、このような事業を展開することは逆行することになるのではないでしようか。
この事については、9月議会で議案になり議会の賛同なしには決められませんが、この新会社がどのような経営方針をもち、どのような方向性で進められていくのか。あまり情報がない状況です。

売電が目的ではない・・・そう区長も話していますが、新会社の利益をだしていくために、何でもごみを燃やしてしまう方向に流れていかないか懸念されます。