介護予防、地球温暖化問題、男女共同参画社会の推進、若者への支援など順次質問し答弁をもらいました。男女共同参画社会の推進では、山田助役からは、「21世紀こそ、男女が共に生き生き暮らせる社会を実現するには、あらゆる分野の施策において、男女共同参画推進の視点が欠かせないと考える。男女共同参画条例制定については次期プラン策定準備の中で検討していく。」と前向きの答弁があったのにもかかわらず、学校現場での男女平等教育については、「一部に男女の違いをなくし、あたかも人間の中性化を目指すような「ジェンダーフリー」と言う言葉が使われている。今後このような『ジエンダーフリー』という言葉は一切使わない! 日本には、桃の節句で女の子の成長を祝い、端午の節句で男の子の成長を祝うという伝統行事に代表される、男らしさ女らしさを尊重する文化がある。男らしさ、女らしさを大切にしながら、男女平等教育を進める。」という答弁。
「ジエンダー」の意味を取り違えているのは教育長の方であり、このような答弁にがっかりしました。国や東京都から「ジエンダー」という言葉をつかわないようにという通達が来ていますが、「ジェンダー」と言う言葉の意味は、文化的、社会的につくられた性差別からの解放であり、正しい認識を教育現場で伝えず、ただ言葉を使わない。という教育のありかたは間違っていると思います。教育長にはその場で反論、自民党からは教育長の答弁を応援するようなヤジが飛ばされました。
真の男女共同参画社会を進めるには、子どもの時からの教育こそ重要であり、知らない間に刷り込まれるジエンダーバイアスこそ取り除いていかなければならないはずです。
代表質問では、教育長への反論も時間切れでしたが、これから10月の中旬まで続く決算特別委員会の中でしっかり議論をしていきます。