行ってきました!会派視察

屋久島視察報告  その2

リサイクル施設のペットボトルの山の前で→

屋久島におけるゴミ処理の取り組み状況は、町内に130基のごみステーションを設置しています。ステーションには、生ゴミ専用バケツや廃食用油専用バケツも常設され、生ゴミや廃油も回収し、リサイクルしています。
平成11年10月から生ゴミの分別収集を開始したところ、焼却場へのごみ搬入量が減り始め、生ゴミは堆肥にしてJAが販売、農家が使用しています。
廃食用油の収集は、平成12年3月から環境庁・地球温暖化防止実証実験地域に指定され、廃食用油の代替燃料化が地球温暖化防止にどの程度の効力があるのかを実験しており、役所の車の燃料に使われています。
その他、発泡スチロールの収集やスチール・アルミ缶、ペットボトルの収集、そして廃乾電池廃蛍光管の回収も進めており、ひとり当たりの一日のごみ排出量も年々減っていく状況でした。平成13年から15年にかけては、21世紀の新しい社会システムである「持続可能であり、かつ地域振興を目指す循環型社会の先駆的事例となる「屋久島モデル」を自然科学と人文・社会科学の手法を融合して、総合的な観点から構築していくための研究も行なわれました。
ここでの成果が、国内外の他地域における社会構築を推進するため、広く情報発信されるよう、これからの取り組みに期待したいです。