高齢者安心コール事業はじまる

一人暮らし等の高齢者が、住み慣れた地域で安心して生活を続けるためには、地域で見守るネットワークをつくり、毎日の困りごとに対応できる地域づくりが必要です。世田谷区では、一人暮らし等の高齢者からの困りごとの相談を24時間365日対応できるコールセンター(電話相談窓口)を開設し、北沢地域で7月25日から「高齢者安心コール」を始めました。
このシステムを利用できるのは、65歳以上の一人暮らし、高齢者のみ所帯または、日中一人になる高齢者の方で、事前に緊急連絡先を登録してもらいます。
例えば、家族が昼間働いていてひとりで寂しい、不安だとか、
電気のブレーカーが落ちてしまったけれど自分では届かない等、日常生活で困ったことについて相談することが出来ます。相談の相手は、地域のボランティアですが、相談内容によっては訪問援助や専門機関につなぐことも可能です。地域のボランティアが対応した時は無料ですが、有料の事業者などがサービスを提供した時は、事業者が定めた料金を払うことになります。
これは国のモデル事業で、試行的に世田谷の北沢地域に限って始められた事業です。
今、高齢者の一人暮らしや高齢者所帯、または日中一人で過ごしている高齢者が、年々増えていく中で重要な事業ではないかと思います。
スウェーデンでは、早くから取り組まれている「高齢者安心コール」、ぜひ、遠慮せずこの制度を利用していただきたいと思います。

コールセンター(電話相談窓口)
5329−1089(24時間365日対応)