「今年を振り返って」
今年も残り少なくなりましたが、長引く日本の経済不況と政治の混迷は、雇用や生活への不安を増大させ、国民のいら立ちが募る中での選挙となりました。
新政権がスタートし、早くも公共事業を景気対策の柱に掲げるところは、以前の自民党政権と何の変わりはないように思えます。
同日に行われた東京都知事選挙では、430万票という大量の票を獲得した猪瀬前副知事の圧勝に終わってしまいましたが、東京が抱える課題や石原都政の残した負の遺産、新銀行東京の後始末やオリンピック招致の失敗、汚染された豊洲への市場移転など、途中で投げ出した問題は山積したままです。
先日、猪瀬新知事をむかえた都政において、来年度の予算編成にあたり、会派の予算要望をまとめ知事宛に提出しました。都議会生活者ネットワーク・みらいは、医療・福祉・介護・住まいなど暮らしを支える政策、若者や女性、障がい者の就労支援、エネルギー政策や放射能対策などの重点政策について、今後も早急に進めるよう要望しました。引き続き誰もが安心して暮らせる持続可能な地域社会の実現にむけて取り組んでいきます。よいお年をお迎え下さい。