猪瀬知事ついに辞任です!

財務局長に来年度の予算要望を提出

 本日、ついに猪瀬知事から辞職願が提出されました。

昨日は、都議会で百条委員会を設置するために、議会の召集を議長から知事に要請したところでしたが、その夜半には、辞職する旨のニュースが流れました。

そもそも猪瀬知事は、石原前知事が任期途中で都政を放り出し、後継指名されて誕生しました。
在任わずか1年で、「政治とカネ」の問題で辞職に追い込まれ、3年足らずの間に3度の都知事選挙を迎えることは、都民にとって大変不幸なことです。

 猪瀬知事の5000万円の借り入れ問題について、この間、都議会は、総務委員会で集中審議を行ってきましたが、各委員に質問されるたびに、知事の説明は二転三転し、疑惑解明には程遠い状況でした。そこで、法的拘束力をもつ百条委員会での追及はやむを得ないと判断したところです。

 オリンピック開催準備の遅れだけでなく、来年度予算編成を控えた大事な時期に、都政の停滞と混乱をこれ以上続けるわけにいかないと考えますと、猪瀬知事の辞任表明は遅きに失した感があります。

 今日は、都議会各会派が来年度の予算要望を知事に提出する予定でしたが、この事態を受け、財政局長に要望書を手渡しました。
知事不在の中、今後の予算編成に関するスケジュールも未定です。

東京は、急速に高齢化が進む中で、福祉や医療の充実、子育てや若者、女性などの雇用等、生活の重要課題が山積する今、一日も早い都政の正常化に向けて、私たちも全力で取り組んでいきます。