生活の中にこそ政治がある
昨日、大学のクラスで、「政治と女性」について話をする機会がありました。
これまで、このクラスでは、「ワークライフ・バランス」をキーワードに、大学卒業後に女性が社会で直面する問題や将来予想される課題について、各界からゲストを招き、最前線で働く生の声を聞き、受講者の進路や職業選択に生かしてもらうという主旨で行われています。
私が、20歳の頃は、すでに数十年前ですが、「ワークライフ・バランス」などという言葉も聞くことがなければ、女性が長い間企業で働き、キャリアを積んでいくのは、とても少なかったと思います。性別役割から開放されることもなく、結婚すると家庭に入るのが当たり前で、仕事を続けるのであれば、「家庭の事をおろそかにしないように」と言われていました。
しかし、今日の日本の社会で、家庭と仕事のバランスをどのように取り、生きていくのかは、男女共に大きな課題となっています。
「子育て介護は社会の仕事」 1999年の統一選挙の時、生活者ネットワークは、この言葉をスローガンに掲げ、社会の変革を求めました。まさに、政治の中でも男性社会だったものを、女性が参画することで、生活に身近な課題を解決できるよう活動を進めてきました。
若い人たちの政治への関心は低いとされています。その理由をこのクラスで聞いてみますと、「政治は遠い世界なので」「議員の人と話をしたことがないので」という答えが返ってきました。
今は、フェイスブック、ツイッターなど、SNS(ソーシャルネットワークサービス)によってコミュニケーションをとる事が可能なので、このような手段を活用して、
私たちから情報を発信していくことも大切だと感じました。
今後は、議会の中で女性議員を増やすために、若者への積極的な働きかけをしていきます。