「ハナミズキ百年祭に参列して」

4月10日、都立園芸高校で「ハナミズキ百年祭」が行われました。この学校の校庭には、100年前に植えられたハナミズキの木があります。

1912年、当時の尾崎行雄市長は、日米友好のシンボルとしてアメリカ大統領に桜3000本の苗木を贈りました。それは、ワシントンのポートマック河畔に植えられ、毎年綺麗な花を咲かせています。その桜苗木の育苗に、都立園芸高校の初代の校長が携わった関係から、3年後に40本のハナミズキがアメリカから返礼され、そのうちの2本がこの学校に寄贈されました。

 

4月10日は、学校に移植されて100年の記念日、この日に、ケネディアメリカ大使などが参列され、新しいハナミズキの植樹が行われました。

都議会議員のメンバーも植樹式に参列

日本の市民からアメリカの市民におくられた桜の苗木、そして、そのお礼でおくられたハナミズキですが、日本では、原木が何本も残っておらず、戦時中には、敵国から贈られたものだと言われて、伐採されたものもあるようです。

 記念式典では、高校の生徒も参加していましたが、いつまでも平和でこのハナミズキ百年祭が次の時代の生徒たちに語り継がれていくことを祈りたいです。