「ホームホスピス宮崎、かあさんの家」を訪問して
9月17日、宮崎市にある「ホームホスピスかあさんの家」を視察しました。
ここの活動を知ったのは、小平市のホームホスピス「ゆずりは」を視察した時に、宮崎市のホームホスピスを参考にされたとうかがい、機会があれば見学したいと思っていたところです。ホスピスの原点は、死に直面している患者さんやその家族に対する温かいもてなしの心、そんなホスピスの心が宮崎の地に広く浸透し、市民が安心して最期まで生きていける環境を整えることをホームホスピス宮崎は、めざしています。
ホームホスピス宮崎が運営する「かあさんの家」は、宮崎市内に4箇所あり、古い民家を利用して、施設でもない自宅でもない「もう一つの居場所です」その人らしく人生を全うすることを望む人々の「終の棲家」として、医療機関や様々な職種の専門家やボランティアがチームを組み、地域の協力も得ながら暮らしと命を支えています。
視察した日は、副理事長の久保野イツ子さんにお話を伺いました。すでに開設して10年の歴史があり、宮崎市からの支援や医療などの関係機関、地域などの人々の協力のもと、地域に根ざした活動をしています。
患者と家族のためのよろず相談「心ゆるゆる患者サロン」だれでもふらっと立ち寄ってお茶を飲みながら本を読んだり、誰かに話を聞いてもらったりする「ふらっとカフェ(がんサロン)」県立病院内に設置しています。
東京都の福祉保健局も視察に訪れているようで、今後、東京都もこのような「ホームホスピス」などを整備し、住み慣れた街で最期まで安心して暮らせるまちづくりを進めていく必要があります。