議会の常識は、社会の非常識?議会運営委員会の陳情審査からの報告

来月1日から今年最後の都議会が開かれます。それに先立ち、議会運営について話し合う議会運営委員会と理事会が開催されました。

第4回定例会は、12月1日~15日の期間で、初日に小池知事が所信表明が行われ、代表質問、一般質問が行われます。

議会運営委員会では、第3回定例会(都議会)に出された2件の陳情が審議されました。1件目は、「都議会議長の交際費を削減に関する陳情」で、都議会生活者ネットを代表して賛成の意見を述べました。

「この陳情は、都議会議長の交際費の年度予算を1000万円から500万円に削減するというものです。議長の交際費については、過去にさかのぼってみても、500万円の半額ぐらいしか執行されておらず、予算枠を500万円にしても支障はないと判断できます。何か、緊急に必要になった場合は、予備費から転用してもいいのではいかと考えます。

議会は、本来、行政の予算編成や予算の執行率、執行状況を審議する役割があり、不用額が多額に発生している事業に関しては、見直しを求めてきました。その状況を考えれば、議会予算についてもきちんと見直しを図るべきです。

よって、都議会生活者ネットワークは、この陳情に趣旨に賛成します。」

しかし、議会運営委員会では、おおよその会派が継続にすることに賛成でしたので、引き続き検討するよう要望しました。

 

もう一つの陳情は、「都議会議長、都議会議員の報酬を年額20%削減する」内容です。こちらもおおよその会派が、継続を求めたので、委員会では、継続審議になりましたが、都議会生活者ネットワークは、この趣旨に賛同するものです。小池知事が、給与を半額に削減したことから、都議会議長と都議会議員に身を切る改革をすべきだというものです。

舛添前知事の問題や豊洲新市場の問題など、都政や都議会に対する都民の意見も厳しくなったと感じます。議会あり方検討会で議論し、全会派で取り組めるよう求め意見を述べました。