『男女共同参画社会をめざして』

今回の組織改正にあたって・・・・・

昨年の12月子ども施策を総合的・横断的に展開するため「子ども部」が平成16年4月より設置されることが決まり、その事によってこれまで区民生活領域にあった「子ども・男女共同参画課」が消えることが示されました。

世田谷では平成9年に「男女が共に生きるせたがやプラン」を策定し、下北沢にある「男女共同参画センター」らぷらすを中心に、性別にとらわれず区民一人一人が尊重し、責任も分かち合い、互いに協力し合える社会を目指して様々な施策を進めてきており、男女共同参画がその役割を担ってきたはずです。所管の課がなくなることは、政策の後退になるだけではなく、区民からも見えなくなることであり、生活者ネットワークは区長に陳情に出向きました。

その結果、担当の副参事を配置することが行政から提案されました。しかし、この事については、他の会派からも反対意見が出され、委員会開催日(新たな組織改正が報告される日)の直前になり、「文化・国際・男女共同参画課」と新たに決定されました。

今回の組織改正で、意外にも自民党、公明党、民主党、社民党の男性議員から応援をもらえたことには、長年生活者ネットワークが言い続けてきた「男女共同参画社会」への理解が議員にも広がって来たのではないかと思います。これから少子高齢化社会が進む中で、「子育て・介護の支援」、そして社会問題になっている「配偶者間の暴力や子どもへの虐待」についても様々な施策を展開していく中で、男女が互いにその人権を尊重し、それぞれの個性と能力を十分に発揮することができる男女共同参画社会の実現をめざしていきます。