出張所の新たなあり方について

区の出張所のあり方については、平成13年から庁内で検討され議会でも議論してきましたが、平成15年度に世田谷区改革推進本部の地域行政推進員会に設置された「出張所検討部会」で検討を行ない、平成15年12月に「中間のまとめ」が示されました。
今の出張所は、地域行政制度の中で区民に身近な行政拠点として窓口事務と街づくり事務を担ってきています。しかし、窓口事務については駅の近くなど交通の利便性のよい7ヶ所と世田谷総合支所に集中しており、この事務はIT化が進む中で、コンビニの活用や証明発行のための自動交付機を設置する事で消化し、出張所の窓口事務の簡素化が図れないかと検討されています。
また、少子高齢化等の進展の中で、より一層の地域コミュニティの活性化が求められていますが、地域のまちづくりを強化していくことも課題です。
新たな出張所体制については、集中化が進んでいる窓口業務7ヶ所を残し、他の20ヶ所は、地区まちづくりの拠点機能を担う「仮称 まちづくり出張所」とします。職員は所長、次長、まちづくり担当職員など5人程度を予定しています。
新たなサービスについては、証明発行のために自動交付機を設置し、一部において時間外の利用ができるようにすることや、コンビニで区民税や国民健康保険料など支払いが出来るように整備することが検討されています。
これから、この内容については区報などで公表され、その後、説明会が地区ごとに開かれる予定になっていますが、ぜひ皆さんの意見を盛り込みながらよりよい出張所のあり方をご一緒に考えてまいりましょう。