福祉保健常任委員会の視察で、奈良県心身障害者リハビリテーションセンターを視察しました。ここは、医療施設と福祉施設が一体になった総合的な施設で、心身障がい者(児)の保健・福祉を増進し、高次脳機能障害の治療、機能回復訓練や肢体不自由者更正施設もあり障がい者の社会的な自立をめざしています。
広大な敷地の中には、県営福祉パークがあり、福祉のまちづくり推進に役立つよう道路、バス停などの公共施設のモデルをつくるとともに、介護に関する知識、技術の普及を図るため、介護機器展示場が全国に先駆け整備されました。
このような総合的な大きな施設は、東京ではむずかしいですが、高次脳機能障害などに対する治療や機能回復訓練については、民間の施設と連携して取組んでいかなければならない課題です。