鹿児島からYS11のプロペラ機に乗って35分、自然の木々に囲まれた屋久島はどこかよその国を訪れたような錯覚におちいるぐらい、自然の素晴らしい島でした。屋久島の標高500メートルを越える山地に自生している樹齢1000年以上のスギを屋久杉と呼んでいますが、昭和41年縄文杉が発見されたのを機に屋久島は世界的に注目されるようなり、平成5年世界自然遺産に登録されました。自然遺産地域は屋久島の面積の21%を占め、屋久島の山岳部の約8割が国有林であるため、開発行為は出来ません。
住民の人達は、この自然環境を守るため、「屋久島憲章」を制定し、生ごみや廃油のリサイクルにも取り組んでいますが、観光客も多く訪れるため、役場にとっては、その人達が山の中に捨てていったゴミやし尿の処理が一番の悩みの種になっているようでした。