7月23日午後4時30分頃、千葉県北西部を震源とする強い地震がありました。
ちょうどその時、私は都心のビルの中にいました。揺れがおさまると、当然電車は動いているものと思い、JR駅のホームにあがっていくと首都圏のすべての電車が止まっており、交通機関は混乱状態で、そのうえ携帯電話はつながりません。最大震度5強の地震は、13年ぶりとの事、しかし実際に交通機関がマヒしてしまうと、家に帰れる手段はなくなってしまいます。バスはどこの路線があるのかわからず、タクシーは空車が見当たらず、結局休みながら線路沿いに歩いて、8時過ぎに地下鉄の交通が復旧し、4時間かけてやっと我が家へたどり着きました。
昨年から新潟中越地震、福岡県西方沖地震と災害が続いており、東京でも「いつか来る」と思っていても、災害時の備えやいざという時の対応について考えておくことは、ついつい後回しになりがちです。
非常用品は、食料品、救急セット、そして水は1人分の目安が、1日2〜3リットル程度は必要であり、避難場所や避難経路、家族の連絡方法なども普段から話合って決めておくことも、しみじみ重要だと感じました。
それにしても、今回の地震の発生が平日に起きていたら、首都圏はもっとパニック状態になっていたのではないかと思います。30年以内に70%の確立でマグニチュード7クラスの首都直下型の地震が起きると考えられていますが、都市災害に強い東京をつくるのは、今回のことを教訓にあらゆる角度からの点検や備えが必要だと思いました。