9月2日に行われた区民生活常任委員会で、世田谷区のアスベスト対策について報告がありました。それによりますと、区では8月1日に庁内で「アスベスト対策連絡会」を立ち上げ、関係省庁等からの情報を集約し、庁内の情報共有化を図り、区の対応策を協議することになっています。
現在まで公共施設については調査が終わっており、10施設においてアスベストを含有した天井吹き付け材を確認していますが、空気中の浮遊石綿濃度の測定は基準値以下であることから、施設の安全性は確認されています。
しかし、今後とも区民が安心して施設を利用できるように、施設ごとの特性や使われ方に応じた対策をとっていくことになっています。
また、民間施設においては東京都の補助金を活用して、区内の私立保育園や保育室においても調査を行なうことになっております。
区民からのアスベストに対する健康不安の相談は、多いときでは1日数百件の問い合わせがあるそうですが、10月からは既存の住宅相談に加え、専門家により相談窓口を臨時的に(10月2日より2週間)開設します。
詳しいことは、ホームページ、区報で区民に情報提供を行っていく予定です。