早朝の勉強会

昨年の秋から、会派で早朝勉強会を行っています。
毎週火曜、木曜日の朝8時50分から10時近くまで、それぞれの所管の課長を呼んで、最近の事業内容や新規施策などについて自由に討議する形をとっています。
この勉強会をスタートするきっかけは、「国会議員だって早朝の勉強会をやっているよ」という政調会長の一言でした。我々も合同会派をつくった以上、議員の政策提案能力を高めていく必要があるだろうということで週2回の早朝勉強会が始まりました。
初めは、朝早い時間帯に役所まで駆けつけるのは大変でしたが、回を重ねるごとに担当課長と自由に話しが出来、勉強にもなると同時に各所管での取組みについて奥深く聞く事ができ、この勉強会をはじめてよかったと最近では感じています。昨年は、環境分野、今年になっては福祉分野について進めています。

つい先日の勉強会では、高齢者交流会、ミニディサービスを担当している課長との話になりました。世田谷では、地域の中で多くのミニディサービスなどを担う団体がおり、その活動については全国から注目されています。
しかし、この活動はボランティアによりささえられており、活動資金は、参加する高齢者には支援がありますが、活動している高齢者にはいっさい支援がなく、ささえている側の高齢者の高齢化も進んでいます。
そこで、地域通貨のようにこれまで積み上げてきた個人の活動に対して、他の行政サービスで返していけるしくみはつくれないのか。という意見が各議員からだされ、この日の勉強会は盛り上がりました。
団塊の世代が退職し地域にもどってくる2007年以降、地域の活動が様々な人達によってささえられ、循環していくしくみをこれから考えていく必要があると思います。

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