「これからのごみ・資源回収のあり方」

3月5日「清掃リサイクル特集」としての区報がだされました。
それによると東京港内最後の処分場となる「新海面処分場」は、あと30年でいっぱいになると言われています。処分場を1年でも長く使うためにも、ごみを減らす事が大切であると書かれていますが、23区区長会では、新海面処分場があと30年しかもたないことから、現在は破砕・埋め立て処理をしている廃プラスティク類を2008年から可燃ごみとして焼却する方針を出しました。しかし、処分場の廃プラステック類の量は少なく、廃プラ焼却してもごみの削減量は、埋立て率の5%にしかすぎず、多くを占める土砂などの削減の方が効果的といえます。

現在、世田谷清掃工場の建替え工事が行なわれていますが、ここには新しい技術を伴うガス化溶融路がつけられることになっています。ダイオキシンは高温で燃やせば発生の心配はないといわれていますが、プラスチック類を燃やせば新たな有害物質が発生する可能性があり、清掃工場周辺の環境は悪化します。

ペットボトルやトレーは、コンビニやスーパーの店頭などで回収されていますが、それ以外の廃プラスチック類はリサイクルルートが確立されていません。
燃やしてしまうことがよいのか。それともこれからのリサイクルルートを事業者の協力で作り、出来るだけごみを出さない方法をとるのか。区民に選択をせまられています。