「ほほえみ経堂」を視察して

経堂身体障害者ディサービスセンター

小田急線経堂駅から歩いて5分、高架下に485㎡の施設が今年4月にオープンしました。ここの施設は、身体障害者のディサービスで定員は20名ですが、現在は10名の方が通所しており、徐々に人数を増やしていく予定にしています。

この施設の運営は、特定非営利団体ワーカーズコープが行っています。
「ワーカーズコープ」とは、働く人が出資しあい、経営に参加し、人や地域に役に立つ仕事をおこす「協働労働の協働組合」のことです。
現在、世田谷区内では「スマイル梅丘」と2ヶ所を運営しています。
「ほほえみ経堂」の施設の特徴は、バリアフリーで広々とした作業訓練室や重度の人でもお風呂にはいれるようリフト付きのお風呂の施設があります。
また、厨房が整備されており、40食の昼食が作られ、「スマイル梅丘」にも配食されています。

障害者自立支援法ができ、障害者がサービスを利用する時1割負担を支払うことになりましたが、ここの施設を利用している人は、食費は1回500円、
1日1500円前後の負担になると、施設長の遠山さんはお話なさっていました。ディサービスを利用出来る対象者は、養護学校卒業者18歳以上から、介護保険適用以前の64歳までの方で、現在の利用者は40歳前後の方が多くなっています。世田谷区内には、身体障害者のディサービスや知的障害者のディサービスなど様々な施設が整備されていますが、まだまだ十分とは言えない状況です。障がいを持つ人が安心して地域で生活が送れるように、これからの施設整備を進めていく必要があるのではないかと思いました。