東京都は、平成7年に「東京都福祉のまちづくり条例」を制定し、建築物、道路、公園、公共交通施設など出入り口の段差解消や車椅子が通れるような幅の確保など、高齢者や障害者等が円滑に利用できるよう定めた整備基準への適合にむけた整備を進めてきています。今年この条例が改正され、高齢者、障害者を含めたすべての人が、「安全・安心・快適に暮らし」訪れることができるまちづくりを進めるため、「ユニバーサルデザイン」の考え方に立ち、すべての人が利用しやすい施設への整備となり、これまで整備基準への適合を努力義務から遵守義務として、実効性のあるものになりました。
車椅子でも商店街での買い物や映画館など様々な施設への移動がスムーズに行えるまちづくりを目指して、公共施設だけではなく民間の施設もユニバーサルデザインの考え方に立った整備を進めていく必要があります。