「ユニバーサルデザインのまちづくりへ」

先週の土曜日、豪徳寺商店街の歩行者専用の時間帯に、ベビーカーを引く子育て世代、車椅子に乗った高齢者、ワンちゃんを連れてお散歩といった様々な人達に参加してもらい、まちのバリアーについて調査をしました。この日は、衆議院議員の小宮山洋子さんも参加、楽しい「バリアーチェック隊」で駅周辺の商店街を歩いてみましたが、世田谷線の踏切りを渡る時は、ベビーカーの車輪が線路の隙間に落ちそうになったり、人ごみや段差のある所では車椅子での移動は意外と大変でした。

東京都は、平成7年に「東京都福祉のまちづくり条例」を制定し、建築物、道路、公園、公共交通施設など出入り口の段差解消や車椅子が通れるような幅の確保など、高齢者や障害者等が円滑に利用できるよう定めた整備基準への適合にむけた整備を進めてきています。今年この条例が改正され、高齢者、障害者を含めたすべての人が、「安全・安心・快適に暮らし」訪れることができるまちづくりを進めるため、「ユニバーサルデザイン」の考え方に立ち、すべての人が利用しやすい施設への整備となり、これまで整備基準への適合を努力義務から遵守義務として、実効性のあるものになりました。

車椅子でも商店街での買い物や映画館など様々な施設への移動がスムーズに行えるまちづくりを目指して、公共施設だけではなく民間の施設もユニバーサルデザインの考え方に立った整備を進めていく必要があります。