目を覆いたくなるような性関連情報が巷にあふれ、子どもの目にも容易に触れられる状況は、決して好ましいものではなく、特に子どもを被写体としたいわゆる児童ポルノは、子どもの将来に大きな傷を残すことになりかねません。
私達は、子どもを性犯罪から守り、児童ポルノなどの規制を行っていくことは、必要なことだと考えています。
しかし、今回の条例改正は、内容があいまいでわかりにくい部分が多く、それが拡大解釈されて、文化や表現の自由を損なうのではないかと、様々な憶測が飛び交うことになりました。そのため、毎日のように、都民などから慎重審議を求める意見が寄せられています。
条例は、成立すれば独り歩きするもので、わかりにくい条例は、行政の裁量の恣意的問題もあります。また、条例の実効性を高めていくためには、業界の協力なしには実現しません。
そこで、今議会では、採決せずに、慎重に審議することを求め、各会派も最終的に「継続」で意見がまとまりました。
「青少年健全育成の条例改正について」
今定例会に出されている「青少年健全育成の条例の一部改正」については、多くの人から、不安の声が届いており、どのような審議がされるのか。注目され、総務委員会の傍聴者は、若者を含め40人も来ていました。