「スマートコミュニティが創る新しい日本」

山形県立米沢工業高校の生徒さんが作った電気自動車
山形県立米沢工業高校の生徒さんが作った電気自動車
6月15日から17日まで、国際展示場で「スマートグリッド展2011」が企業や行政などが参加し行われました。展示場では、企業から派遣されたビジネスマンが、それぞれの企業のプレゼンテーションを熱心に聞き入っていました。「スマートグリッド」という言葉は、最近では、テレビのコマ—シャルで聞かれるようになりましたが、次世代送配電ネットワークシステムとして注目されています。

日本は、エネルギー自給率が4%しかなく、日本のエネルギー構成の半分を占めているのか石油ですが、あと40年でなくなると予測されています。
今回の原子力発電所の事故から、原子力発電に依存せず、省エネを行い、自然エネルギーへと転換していこうという動きが、ドイツやイタリアの決定を見てもわかるように、世界の中で加速しています。

NEDO(独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)では、情報発信通信技術を活用して再生可能エネルギーの大量導入やスマートグリッド、熱エネルギーや交通システム等までを含めた社会システム「スマートコミュニティ」を国内外へ戦略的に展開していくために、官民一体になって「スマートコミュニティ・アライアンス(JSCA)協議会をつくっています。
日本の優れた技術をいかして、米国ニューメキシコ州、ハワイ、ヨーロッパなどで実証実験がすすめられており、新しいエネルギー政策に期待したいと思います。